同施設は、京都御池中学校の新校舎を,都心部の元柳池中学校と東側隣接地を合わせた敷地に建設するにあたり、多世代が交流・共生可能な統合施設にしようと考えたもの。街の拠点となるよう、乳幼児保育所や老人デイサービスセンター、地域包括支援センター、レストランやオープンカフェ等の御池通のにぎわいを創出する商業施設、市役所の執務スペースや災害応急用物資備蓄倉庫、災害対策の拠点機能のほか、観光トイレなど地域に必要性が高い施設が併設された。
京都のメインストリート御池通の活性化に寄与し、都心部での街づくりのモデル施設として,またデザイン面でも,伝統のある京都という街にふさわしいものとなるよう整備・工事が行なわれてきた。
整備にあたっては、コスト削減と,大規模複合施設を総合的に整備し,将来にわたって管理するために適した手法という観点から,PFI手法(民間の資金・経営・技術的能力を活用する公共施設等の整備手法)が導入されている。
竣工式では、まず桝本京都市長からの式辞があり、同施設が「『子どもたちが学び、多世代が交流・共生する人づくり・まちづくりの拠点』として日本の次世代のまちづくりのモデルとなりますことを確信致しております」などと述べた。次に門川教育長から竣工に至るまでの経過報告を説明、「みんなが智慧を出し合い、熱い議論を重ね、こんなに素晴らしい学校が完成した。今回の建築に当たって採用したPFI手法についても、学校建築の新しい取組として全国から注目を集めている。」などと話した。その後、巻野市会議長、村田京都商工会議所会頭からの祝辞が述べられ、来賓・主催者紹介の後、京都御池中学校生徒代表による生徒宣言が行なわれ「新校舎で、統合の理念のもとに『共に学び、共に生き、仲間とともに、未来を創生していくこと』を宣言します」「京都の素晴らしさを未来へつなぎ、世界へ発信することができる自分自身を創ります」などと述べた。

竣工記念セレモニーでは、開会宣言の後、「未来に向かって心をつなぐ1003人の輪」とし2006年にちなんだ「2006の手」がある1003人によるテープカットが行なわれた。切れた布には、タイムカプセルに入れ埋める予定の「未来へのメッセージ」を各々が書いたが、運動場のみ夏頃に完成予定であるため、完成次第埋める予定だという。