ブログの活用で、学生の学び合いを促進
           青山学院大学での研究成果

青山学院大学    


 グローバル時代を迎えて、各大学では、教育プログラムの充実に力を入れている。

 青山学院大学では、学生が協同過程を通じて学び合い、それを通じて各自の考えを吟味することを支援するために、ブログの活用を行っている。

 同学では、教育学科学生の協調学習支援のため、情報技術を活用した授業設計を目指し、1年次の演習授業において、ブログを導入し、ツールとして学生がどう活用するか、分析した。

 その結果、ブログを通じ、1)他者の考えを参照したり、自己の思考を振り返ったりする協調学習の基本活動が行われ、2)専門領域に関する議論がある程度行われ、3)ブログを自己の学習支援ツールとして活用し始めている、ということが報告された。

 分析は、1年次演習と、ほぼ同時期にブログを使いはじめた3年次演習で、両学年の学生の、書き込みや参照の状況、学習支援ツールとしての活用状況、議論の継続状況等の比較を元にした。データは、両学年ともブログを使いはじめてからの一定期間、ブログ上での活動状況と、ブログを運用しているサーバーのログを用いた。

 3年次演習では、ブログの活用により、学生自身が相互に考えを吟味し、コメントやトラックバックの交換が行われ、学生の学び合いがより活発化することが確認された、と報告された。

 同学文学部鈴木宏昭教授は「ブログの活用によって、学部のゼミの議論の内容が、院生レベルにまで高まってきたと感じる。自らの考えをブログの記事として書くこと、すなわち『外化』することによる効果は大きい。また、書いたものは後に残る、という点も重要だ。自分の記事を本人が何度も読み返します。演習で学生がアクセスしたページを分析すると、自らの記事を見ることが大変に多かった。(略)」と述べている。(外化=認知科学用語)



 

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