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高校生で性経験活発化
〜日本性教育協会行動調査 2000年9月1日号
日本性教育協会は2000年8月、「青少年の性行動〜わが国の中学生・高校生・大学生に関する調査報告」をまとめた。1974年より6年おきに調査を行なってお
り、全国規模の調査を継続的に行なうことで青少年の性意識や性行動の特質を捉え、 時代的推移を明らかにしていくことを目的とする。今回は第5回目。
今回調査の主たる目的は「わが国青少年の性的経験の年齢に伴う進行状況と時間的 変化の明確化」「性的被害、エイズとかかわる避妊の実態の明確化」「マスターべー
ション、婚前性交、性別役割等についてなど、青少年の性に関する意識の明確化」の 3点。全国12地点に所在する58校に対し、回答記入方式で実施した。
今回の調査結果によると、青少年の性行動が高校生を中心に活発化し、低年齢化が 進展していることがわかった。
大学生女子の経験率が50%を越えたのは今回が初めて。 高校生と大学生の性交経験
率が早期化傾向を示し、高校生では全体のおおよそ4分の1が、大学生では半数が性 交経験がある。中学生は3〜4%にとどまるが、デートやキスなどの経験率は今回大
きく上昇した。
キス経験率は15歳以降、性交経験率は17歳以降の上昇の兆しが見られる。男女とも PHS・携帯電話、バイクなどを持っているほど、またアルバイトをしている者ほど
性行動の経験率は高い傾向にある。PHS・携帯電話をもつ者ではキス経験率が男女 とも6割程度、持たない者では2割前後にとどまった。PHS・携帯電話の保有など
青少年をとりまく情報化が多様な性情報への接触を可能にする傾向が浮き彫りとなっ た。
また、男女とも学校の友人関係が「楽しい」と考える者ほど、また学校の授業が 「楽しくない」と考える者ほど、性行動の経験率が高くなる。この傾向は男子よりも
女子において顕著に見られる。女子においては家族を「楽しくない」と考える者ほ ど、キス経験率が高くなっている。学校や家庭に対する不適応が性行動の活発化を促
す点傾向にある。
性的被害経験は前回調査1993年に比べ、男女とも何らかの性的被害を受けた経 験率は増加傾向にある。とりわけ「言葉などで性的なからかいを受けた」被害は男女
ともに高く、中学男子で約21%、大学女子で約40%弱にも上った。
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